防塵対応+ - 厳しい清浄度が求められる用途に最適

医療・ライフサイエンスの世界では、ビジョンシステムの清浄度に対して厳しい要件が定められています。Basler MED aceの「防塵対応⁺」搭載モデルは、クリーンな環境で製造を行うことにより、輸送中や撮影中の異物混入を防止しているため、微細な構造物を分析する顕微鏡観察をはじめ、塵や埃の影響を受けやすい用途に最適です。

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防塵対応⁺の特長

  • センサー部分を密閉

  • 独立したクリーンルームにおいて製造

  • 組立作業における徹底した発塵検査

  • 長期運用に適した高い耐久性

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センサー部分を密閉することで、光路への異物の侵入を防止するBasler MED機能セット「防塵対応⁺」

センサー部分を密閉し、塵や埃から保護

Basler MED aceのMED機能セット「防塵対応⁺」では、IRカットフィルター(カラーモデル)、カバーガラス(モノクロモデル)とセンサー部分の間に仕切りを設けて密閉することにより、輸送中や撮影中に発生する塵や埃から保護するなど、クリーンな環境を維持するために最適なハードウェア設計を採用しています。

独立したクリーンルームにおいて製造されているMED ace

独立したクリーンルームにおいて製造

Baslerでは、医療・ライフサイエンス用途の厳しい清浄度基準を満たすため、MED aceを独立したクリーンルームで製造し、専任スタッフが組立作業を行っているほか、空気中の微粒子量を定期的測定し、記録しています。微粒子が一定量を超えた場合は、カメラの組立作業を一旦停止し、フィルター機器の清掃・点検後に再測定を行うようにしています。

徹底した発塵検査

Baslerでは、独立したクリーンルームにおいてMED aceを製造しており、空気中の微粒子量を常に監視しています。特にMED機能セット「防塵対応⁺」搭載モデルについては、組立作業や最終検査においてIRカットフィルターやカバーグラス、センサーなどの部品を専用ツールで検査したうえで、塵や埃を発見した場合は清掃を行っています。このほか、完成品に対しても各種試験を実施しています。

組立作業から最終検査に至るまで、MED aceの全製造工程において徹底した発塵検査を実施
MED ace「防塵対応⁺」搭載モデルの検査フロー

長期運用に適した高い耐久性

丈夫で高い耐久性を誇るBasler MED aceは、顕微鏡にも取り付けられるなど、さまざまな場面で柔軟な活用が可能です。また、センサー部分を密閉しているため、撮影中に塵や埃の影響を受けず、フィルターの清掃が必要になった場合でも、センサー部分を汚す心配がありません。

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