Baslerとシーメンス社がコンピュータービジョン技術と自動化技術の相互活用に向けた提携を発表
- 日付
- 2023/11/14
このほど、コンピュータービジョン機器のリーディングカンパニーBaslerは、自動化・デジタル化による技術革新を推進するシーメンス社と提携することを発表しました。戦略的提携関係を構築することにより、業界を問わず、自動化装置へのコンピュータービジョンの導入をサポートする予定です。
このほど、コンピュータービジョン機器のリーディングカンパニーBaslerは、システムインテグレーター、機械メーカー、その他エンドユーザーを対象に、革新的かつ簡単に導入できる自動化ソリューションを提供するため、シーメンス社と提携することを発表しました。これにより、製造工程の改善、作業の効率化、コスト削減、透明性の確保、品質管理の向上を含め、企業全体の生産性の最大化につながるさまざまなメリットが得られると期待されています。
Baslerビジョンコネクター - カメラと自動化装置をスムーズに接続
今回の提携の最初の目玉となるのが、Baslerコンピュータービジョン製品とシーメンス社製Industrial Edgeを簡単便利に接続できるBaslerビジョンコネクターです。「既存の自動化装置にコンピュータービジョンを導入する際の労力を大幅に軽減できるなど、Baslerビジョンコネクターは、Industrial Edgeに欠かせない画期的なアプリケーションであるといえます」と話すのは、Basler CEOのDr. Dietmar Leyです。Baslerビジョンコネクターについては、用途に応じて柔軟な選択肢を提供するため、シーメンス社製SIMATIC TIAポータルへの搭載も計画されています。
スムーズな接続を確保することで、カメラの運用性は大幅に向上します。「シーメンス社との新たな提携に際し、社内でも期待が高まっています。Baslerのコンピュータービジョンに関するノウハウと、シーメンス社の自動化・デジタル化に関する実績を組み合わせれば、事前の運用検証、個別のニーズに応じたカスタマイズに加え、迅速な製品化に向けたソリューションの開発も可能になるでしょう」とDr. Dietmar Leyは続けます。
なお、提携自体はまだ初期段階にあります。各種画像処理、機械学習による評価をはじめ、コンピュータービジョンならではの幅広い機能を簡単かつシームレスに導入できるようにするため、シーメンス社製自動化装置におけるBasler pylon SDKの活用が計画されているほか、顧客対応の一元化を目的として、両社のサポート窓口の連携も予定されています。
今回の提携に対し、シーメンス社でファクトリーオートメーションCEOを務めるRainer Brehm氏は、「品質管理の効率化、不良や廃棄の低減、人材対策に向けてファクトリーオートメーションを推進し、持続可能な製造を実現するためにも、コンピュータービジョンと自動化装置の融合は欠かせません」とコメントしています。
※Baslerビジョンコネクターは、Siemens Industrial Edge Marketplaceにて近日公開されます。詳細は決まり次第発表される予定です。
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