microDisplay X – 画像取得プロセスを簡単セットアップ
システムの検証、アプレットの選択・設定、カメラの設定を含め、フレームグラバーのセットアップを強力サポート。microDisplay Xの詳細について、ぜひご覧ください。
microDisplay X – 画像取得プロセスを簡単セットアップ
フレームグラバーをセットアップする際にシステムの検証、アプレットの選択・設定、カメラの設定を行うことができるソフトウェアです。GenICam Explorerなどの追加機能が含まれており、システム全体のセットアップも簡単スムーズ。カメラレジスターに直接アクセスし、GenICam対応カメラ(Camera Link、CoaXPress)のネットワーク構成を設定できるほか、SDKを使用しなくても、カメラとの接続やカメラ、フレームグラバーのファームウェアの制御・設定に関する情報を保存することが可能です。
microDisplay Xはランタイムでのご提供になります。
主な特長
セットアップ画面でGenICam対応カメラとアプレットアプリケーションの設定や設定内容の保存・確認が可能
複数のアプレットの読み込みに対応(1枚のボードにつき1つ)
DMA(Direct Memory Access)出力画面を拡大し、個別の出力状況を大型ディズプレイで確認することが可能
画像取得時のフレームレート情報(1秒当たりのフレーム数)を正確に収集
プロファイル、ヒストグラム(ピクセル値、分布情報)を利用することにより、ラインスキャンカメラシステムを簡単にセットアップ可能
カメラから転送された画像データが小さすぎるなど、割り当て済みバッファが未使用の場合、DMA出力画面に赤色で表示
カメラの検出、グラバーの動作、システムの状態、その他一般事項に関する情報をログ画面で確認可能
新しくなったmicroDisplay X
操作画面を一新し、フレームグラバーによる画像取得プロセスをよりスムーズにセットアップできるようになりました。カメラとフレームグラバーに合わせて対応するアプレットを読み込むと、フレームグラバーの画像取得に関する情報が表示されます。カメラ入力画面とDMA出力画面では、各種調整が可能(カメラとアプレットの画像の幅・高さを揃えるなど)なほか、画像取得時のDMA出力状況も確認できます。
動画、画像シーケンス、静止画の取得にも対応。画像取得の開始・終了時には、各画像をズームやスクロールが可能な個別の分析画面に表示します。ラインスキャンカメラについては、個別のピクセル値、各ラインの輝度・カラー値の分布状況に関するデータを利用することにより、セットアップがさらに簡単になっています。また、実際のカメラを使用しなくても、の画像データにもとづいてシミュレーションを行い、フレームグラバーをテストすることも可能です。
microDisplay Xの主な特長
画像取得アプレットのテスト・設定機能を搭載
専用アプレットによる画像取得プロセスの実行・調整が可能
取得した画像を個別の分析画面に表示
GenICam対応カメラにアクセス可能
直感的な操作画面でカメラ設定の調整が簡単
ビジョンシステムのネットワーク構成のセットアップに対応
カメラ、アプレット、ネットワーク構成に関する設定の保存・再利用が可能
GenICam(GenTL)を介してサードパーティ製ライブラリー(MVTec社製HALCON、コグネックス社製VisionProなど)とシームレスに接続
対応フレームグラバー