活用事例

3D SPI装置

プリント基板のクリームはんだ印刷の工程において、はんだの位置ずれ、体積などを検査する装置です。プリント基板に部品を実装する前にはんだ不良を発見すれば、修正にかかる時間や労力を省くことができます。

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3D SPI装置

‍プリント基板の品質を左右する クリームはんだ印刷

はんだの接合不良の半数以上が不適切なクリームはんだ印刷によるものであるため、プリント基板の生産において、はんだ印刷検査は非常に重要な工程です。はんだ印刷が正確でない場合、接着不足により部品がずれたり、外れたりするなど、後続の組立工程に大きな影響を及ぼします。

はんだの表面の状態や体積の測定

‍はんだ印刷検査

はんだの表面の状態、高さ、形状、体積を測定する3D SPI装置は、はんだ過多、はんだ不足、スミア、ウィッキング、ブリッジなどの欠陥の検出に使用されています。

AI画像解析を利用した自動光学検査(AOI)

AI画像解析

正しくはんだ付けされたプリント基板とはんだ不良があるプリント基板の画像をニューラルネットワークに学習させた後、生産工程においてAIによる画像比較を行えば、はんだ印刷検査の精度が大幅に向上します。

特に、はんだ付けの仕上がりを正確に判定したいなら、高度な画像解析が可能なpylon AIがおすすめです。Baslerが独自に開発したこのツールは、使い方も非常に簡単で、ONNXファイルを選択し、データセットを使用して学習を行うことで、対象の処理機器に応じてAIモデルを自由に調整することができます。

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‍ビジョン技術

‍カメラの画素数とフレームレートについて

SPI装置を開発する際には、検査に必要な速度・精度を考慮したうえで、最適な画素数とフレームレートを持つカメラを選定することが重要になります。

SPI装置の解像度と視野角は、カメラの画素数によって決まります。視野角の広い高画素カメラは、検査に必要な画像の枚数が少なく済みますが、解像度が高いため、撮影に時間がかかります。一方、低画素カメラの場合、視野角は狭いものの、フレームレートが高いため、フレームごとに停止することなく、リアルタイムな撮影が可能です。

‍ソリューション

CoaXPress評価キットboost:CXP-12対応ビジョンシステムの評価に必要なものをセットでご提供することで、時間やコストの削減に貢献します。

‍‍カメラ、レンズ、インターフェースカード、その他アクセサリーをワンストップでご提供

  • Basler boost:画素数とフレームレートのバランスが取れているほか、アスペクト比1:1で十分な視野角も確保できます。

  • Cマウントレンズ:お手頃価格のスタンダードレンズをご用意しています。

  • ‍インターフェースカード:優れた互換性を誇り、セットアップも簡単です。

  • ‍その他アクセサリー:豊富なラインナップと抜群のコストパフォーマンスでシステム全体の安定性を向上させます。

3D SPI装置の開発やデザイン・インに関してご不明点がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。

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