導入事例

産業ロボット向けAIビジョンシステム

顧客
Apera AI
所在地
カナダ、バンクーバー

長年にわたり、生産現場の自動化・効率化に貢献してきたビジョンシステム。高度なビンピッキング・仕分け・組立作業にロボットが導入されるなか、優れた速度と精度を確保するため、より高性能かつスマートなビジョンソリューションが求められています。

Apera Vue generates 3D scene information from 2D images

課題

3D撮影を行う際、対象物の位置や角度、重なり具合によっては、正確な情報を生成できない場合があります。そこで開発されたのがApera AI社製Apera Vueです。このAIビジョンソフトウェアを活用すれば、2D画像と3D画像の情報をスマートに統合し、これまで不可能と考えられていた高度な作業を産業用ロボットに行わせることができます。

ソリューション

Apera AI社製Apera Vueと従来の3Dソフトウェアの違いは、サイクルタイム0.3秒の速度とmm単位を超える精度を実現できる点にあります。今回の事例では、Basler ace USB 3.0対応モデル(acA4024-29um)と組み合わせることで、環境光のみの条件下においても、複雑な物体や不明瞭な物体を正確に認識することに成功しました。このカメラには、ソニー社製CMOSセンサーIMX 226が搭載されており、画素数12.2MP・フレームレート31fpsの優れた性能を誇ります。‌レンズには、微細な構造物の解析に最適なBaslerプレミアムラインのCマウントレンズを採用。ステレオ撮影で得られた2D画像から3D画像を生成するため、背景が均一でない場合でも高い認識精度を実現できます

メリット

  • 簡単スムーズなシステム構築

  • ‌微細な構造物の解析に最適

  • 優れた信頼性で各種ニーズに対応

使用製品

‍‍ご紹介したソリューションの導入には、以下‍の製品が最適です。

製品の選定に関してご不明点がある場合や個別のご相談をご希望の場合は、いつでもお気軽にお問い合わせください。