活用事例

モーター駆動式レンズを活用したオートフォーカスソリューション

概要

ビジョンシステムに一般的に使用されている単焦点レンズは、焦点距離、視野角、ズーム倍率の調整ができません。大きさや形状の異なる対象物を撮影する場合は、オートフォーカスを導入する必要があります。モーター駆動式レンズなら、画像の明暗差を利用してピント合わせを行うだけでなく、ズーム機能によるエッジ部分を含めた細かな画像解析も可能であるため、高精度なオートフォーカスを実現できます。

課題

さまざまなオートフォーカス方式が存在するなか、機械メーカーやOECメーカーにとっては、導入にかかるコストと労力をいかに抑えるかが大きな課題です。モーター駆動式レンズの平均フォーカス速度は約5秒となっており、指定の焦点距離範囲内であれば、光学ズームも可能です。また、IRカットフィルターを追加することで、道路監視をはじめとする屋外撮影にも使用できます。しかし、モーター駆動式レンズ搭載型オートフォーカスシステムを構築するには、レンズとカメラの同期・制御を行うプログラムや、画像解析とピント合わせのためのオートフォーカスアルゴリズムを開発しなければなりません。

ソリューション

Baslerが開発したモーター駆動式搭載型オートフォーカスシステムは、ビデオ監視、ファクトリーオートメーション、ロボット作業をはじめ、柔軟なズーム操作とピント合わせが求められる用途に最適です。 なお、ライン検査など高速オートフォーカスが必要になる場合は、液体レンズの使用がおすすめです。

メリット

  • カメラ側でレンズを制御:pylonを共通APIとして使用可能

  • AFアルゴリズムをカメラに内蔵:pylon APIのカメラ機能を介してAF制御を行うため、別途アルゴリズムを開発する必要なし

  • 柔軟なズーム操作を実現&IRカットフィルターもご用意

システム構成

Baslerオートフォーカスソリューションは、各種カメラモデルに対応しています。ご不明点がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。

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