活用事例

‌外観検査向け高速オートフォーカスソリューション

概要

‌民生用カメラで今や一般的となっているオートフォーカス(AF)ですが、産業用カメラに標準搭載されていることは少なく、セットアップに手間がかかります。

カメラを固定することが多いマシンビジョンシステムでは、対象物が被写界深度内にあれば、基本的に単焦点レンズを使用しても問題はありません。

しかし、貨物のコード読み取り・仕分け、顕微鏡による品質検査、眼科検査など対象物との距離が変わる用途では、被写界深度を超えてしまうおそれがあるため、オートフォーカスが必要不可欠になります。

課題

一口にオートフォーカスと言っても、モーター駆動レンズ、液体レンズなどさまざまな方法があります。従来のモーター駆動レンズは、ピント合わせに約5秒かかるため、撮影効率が悪く、高速・高精度が求められる用途に適していません。

特に貨物のスムーズな仕分けが求められる物流現場や、微細な部品を正確に検査しなければならない電子機器の製造工場において、画像1枚当たり約5秒の待ち時間が発生することは大きなデメリットです。

以上のことから、速度や効率性を確保しながら、安心して作業を進められるオートフォーカスソリューションが求められていました。

ソリューション

Baslerが開発したオートフォーカスビジョンシステムは、優れた速度・精度・セットアップ性を特長としており、液体レンズと単焦点レンズを組み合わせることで、対象物との距離や被写界深度にかかわらず、自動的にピントを合わせることができます。

メリット

  • ‌高速:モーター駆動レンズを大幅に上回る‌ミリ秒単位のピント合わせ速度

  • ‌正確&高精度:暗い環境やノイズが多い場合でも優れた画質を実現

  • 抜群の操作性:シンプルな配線&産業用途向けpylon APIによる簡単プログラミング(コード1行で制御可能)

  • ‌充実のサポート:豊富な知識を持つスタッフが用途に応じて最適なソリューションをご提案

システム構成

Baslerオートフォーカスソリューションは、各種カメラモデルに対応しています。ご不明点がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。

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