Basler aceを利用した高速・高精度のマスク検査
Basler aceを利用した高速・高精度のマスク検査
自動マスク検査の概要
産業用画像処理向け自動化設備を提供している昂納自動化技術(深圳)有限公司(O-Net Automation)。
同社が開発したスマートビジョンシステムは、これまで人間が行っていたマスク検査を自動化し、検査の速度・精度を向上させることで、マスク生産の効率化や歩留まりの改善に貢献しています。
マスク検査の課題
マスク検査の良否判定では、以下の3つの要素が課題となりました。
不織布のザラザラした表面が光を乱反射する。
さまざまな角度で置かれたマスクがベルトコンベヤー上を移動する。
エッジ、ストラップ、ノーズワイヤーなど画像だけでは識別が難しい部材がある。
ソリューション:マスク検査における自動欠陥検知
本事例のスマートビジョンシステムには、カスタムメイドの照明とBasler ace U(5MP)が搭載されており、マスクの高画質撮影と判別アルゴリズムによる仕様検査が可能です。実際の検査工程では、マスクの中心と輪郭を認識し、マスクの寸法・形状やストラップ、ノーズワイヤーの長さ・位置を確認するなど、これまで人間が行っていた品質管理を自動化することで、作業効率が大幅に向上しました。
優れた安定性を有するBaslerカメラは、長時間の連続作業が求められるマスク生産に適しているだけでなく、pylon Software Suiteによりセットアップも非常に簡単です。
ビジョンシステムを活用した検査のメリット
品質要件を満たしながら、マスク検査の速度・精度を向上
安定性の高いカメラを採用することで、保守コストを削減
便利なpylon Camera Software Suiteにより、シームレスなシステム開発を実現
使用製品
ご紹介したソリューションの導入には、以下の製品が最適です。